第1回 篝狂言『演目』

1. 『火入れ冠者(ひいれかじゃ)』

果報者茂山千之丞
太郎冠者茂山童司
火渡し小野廣一
足立敏幸
出立光雄
明暗白蓮会

 観客の様子に呼応しながら、アドリブ満載で演じるオリジナル作品。誕生当時の狂言の舞台を甦らせることとなり、生き生きとした劇場空間が誕生した。

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2. 『蚊相撲(かずもう)』

大名茂山千之丞
太郎冠者丸石やすし
蚊の精茂山あきら

 召し抱える相撲取りを探してこいと大名に頼まれた太郎冠者。街道で出会った風変わりな男を連れて帰るが、男の正体は蚊の精だった。大名はさっそくこの男と相撲を取るが、血を吸われてフラフラになり、ようやく男の正体に気づく。そして、大名は太郎冠者と秘策を練り、再戦を挑む・・・。

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3. 『蝸牛(かぎゅう)』

山伏茂山童司
太郎冠者茂山千三郎
主人佐々木千吉

 長寿の素、蝸牛(かたつむり)を探してこいと主人に頼まれた太郎冠者。しかし、蝸牛を知らないものだから、藪で出会った山伏を蝸牛だと思いこむ。太郎冠者は蝸牛(山伏)を連れ帰ろうとするが、山伏は調子に乗って太郎冠者を浮かれさせる。やがて主人が探しに来るが、主人までもが太郎冠者ともども、山伏のお囃子に浮かれさせられ・・・。

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