書籍案内
『世にもおもしろい狂言』 著者:茂山千三郎 刊行:集英社新書
大蔵流茂山千五郎家の狂言師、茂山千三郎さんの著作。 本書は、狂言の基本的な事柄を現代の空気にも馴染むように、わかりやすく、おもしろく書かれているので、 狂言がたんなる古典芸能ではなく、生きた芸能であることを実感させてくれます。 茂山千三郎さんは、第1回篝狂言の『蝸牛』において、太郎冠者を演じられました。
『乙訓の原像』 著者:中村 修 刊行:ビレッジプレス
長年、乙訓地域で高校教員をしてきた著者が、すでに4世紀には有力な首長が存在した乙訓の始まりの時代を考察した著作。謎解きとしてもおもしろく、向日山界隈のエネルギーの源泉にも触れたような気がする。